再受験生へ

久しぶりの投稿です。

 

 

私は学士編入をしてから大学をストレートで卒業し、いわゆる有名病院の一つに数えられる市中病院で初期研修を修了しました。

 

某診療科を選択し、後期研修のシーリング開始の憂き目にあいながらも幸い希望する後期研修先に内定を頂き、レジデント1年目を終えようとしています。

 

受験生に対して言いたいことは、昔も今も変わりません。

年度の条件付きの挑戦にしなさい、ということです。

偉そうにすみませんが、時間の期限というのは医学部に入ってからも、医師になってからも常に向き合わせられるものです。

 

受験勉強を何年も何年もやることが許される状況であったとしたら、2つの理由でそれはきっと医師を目指すうえで不都合に働きます。

 

一つ目に、期限がなければ焦らないため全力で時間を過ごすことが難しくなります。集中して努力しなければならないという目的意識があって初めて自分の能力の限界に挑戦することができます。また、期限があるからこそ辛くても頑張れます。

 

二つ目に、決めた年限で出来なければそれはきっと適正がない。ということです。自分にとっての仕事の適性を見極めるのであれば、それはやってみなければわからないです。だから、何を仕事にしたいか、何を自己実現していきたいのかをしっかり見極めたい気持ちもわかります。医師になりたいと思えばそれはきっと理由もあることでしょう。しかし、適性がなければそれはきっと苦痛になるでしょう。医師を職業として継続することが難しくなることもあります。

 撤退する勇気も必要です。自分に適性がないと判断したら他の職業を選ぶことも勇気ある撤退の一つです。

 

受験勉強をたとえば3年と区切ることは良い選択肢ですが、まずは1年で合格することを目指しましょう。応援しています。

マッチング

無事に終了しました。

希望する病院に行けて感無量です。

意識低い系の私でも見学や面接で意識高く見せることは可能でした。

問題なのは、これから仲間になるであろう同期にどう付いていくか、ということです。

でも、とりあえず1年半にも及び、なぜか卑屈な気持ちで過ごすこととなった原因のマッチングの悩みが消え、嬉しいです。

しかし、調子にのってはいけません。

ご無沙汰です

このブログを久々に思い出して久しぶりに更新したくなりました。

前回の記事ではCBTの勉強中。しかし今は5年に進級し、BSLも始まって終わりが見えてきたところ。

気付けば長いこと放置していました。

今年の夏は、人生最後の自由な夏休みを堪能しその後はただひたすら実習を黙々とこなす日々。

実習の中でいろいろな先生方のお話を聞く機会があり、立場や視点が違えば仰る内容も様々です。

最近は進路について悩みます。

専門医制度が変更されるらしい、との話がありますが、正直まだわからないことが多く将来をイメージするのが難しいです。

将来住みたい地域があるなら、研修医をその地域でやらないと将来が見えないよ。ある病院の研修担当の先生のアドバイス
です。

出身地である東京に戻るのだとしたら、研修医の時点なのか、それとも専門医を取り医者としての実力をある程度蓄えてからなのか。

選択すべき時期が刻一刻と迫ってきています。

現役大学生の受験戦略

久しぶりにこのブログの存在を思い出しました。秋の空気に触れてから意識はやはり内面に向いてくるのでしょうか。

近況報告を致しますと、私は現在医学部4年生に進級しています。この冬にCBTを控えており真面目に勉強のプレッシャーを感じている今日この頃です。
ただ、正直言いますと授業を受けるだけの生活は生温いです。


ところで、学士編入の話題です。私がどのような思考過程で編入試験を受けていたか、記憶を辿って公開します。対象は現在大学1〜3年生向けです。前の大学4年生当時、何を考えていたのかというと、


鄯学士編入に受かればそこへ進学
鄱大学院に受かっても学士編入は継続 
  ただし、期限はM2。新卒で就職するまでに決まらなければ医者にはならない
鄴新卒枠は逃さないように修士で就職
  ただし、製薬企業へ行ける見込みがあれば博士も考慮に入れるか?

レールから外れたくないという思いが強かったです。小心者なので。この気持を後押ししたのが、某地方大学の学士編入試験を受けた際、薬学部出身の方に言われたことでした。

「学部4年の頃、学士編入するから大学院は行かなくていいやと思って院試は受けなかったから、現在はどこにも所属していない。でもここ何年か学士編入に落ち続けて来て弱気になってきた。今年もダメだったら諦めて他の道へ行くかもしれない。逃げ道を作っておくのは大事だよ。もし受験勉強に専念したいなら大学院に入ってから休学するのがいいと思う。」

私は大学院は必ず受けようと改めて思いました。そしてもし医学部受験が自分にとって高過ぎる壁だとわかったときには、諦めて他の道へ進むことができるように準備しようと思いました。仮に諦めきれずに一般入試も狙うとなれば恐らく次の年から在籍する予定の大学院を休学することになり、もしものことを考えれば就職に響くだろうと想像出来たので万が一にもそんな考えはやめておこう。そんな度胸はありません。一度大学3年のときに一般入試に挑戦した結果、大学に通いながら一から積み立てる作業は私には厳しいと分かっていましたし。そして欲張りな私は駒を止めたくない。ならば編入試験で狙うしか現実的な方法はないと判断しました。

結論、医学部挑戦の条件は編入試験で狙いかつタイムリミットは修士課程で卒業して就職するときまで。

挑戦するときに立ち向かう勇気は大事ですが、一方で撤退する勇気も大事です。撤退のタイミングも見据えながら取り組めば撤退する時がくるまでに後悔の無いように踏ん張って頑張ろうと覚悟できます。

寒い日々が続きます

久しぶりの更新です。

入学から2年が経とうとしている今日この頃。
サークル活動に熱中しすぎて進級も危うい状態となっています。
サークル活動に週6で時間を奪われてきた中で勉強との両立が不可能だと気付いたとき、責任ある立場に就いていたので辞められるわけもなくずるずるとやってきまして、つい最近解放されたのでした。

不可抗力だったといえばそれまでですが、自分の能力を見極めずに色々なことに手を出してしまったツケを払わなければならないときが迫っているのかもしれません。自分の能力を生かすためにはどのような姿勢で臨むべきか、どのような生活スタイルが適しているか、よく分かりました。今後はサークル活動から足を洗い、これからは学問を真剣に学ぼうという所存です。

最近、思うことは前に立つ人というのは、批判の矢面に立たされるということです。どんな人間にだって多少なりとも敵が存在するため前に立つということはそういった人に対峙してうまく向き合う必要が生じるのです。ここでまず拒絶する、あるいはアドバイス(もとい要望でしょうか)に沿うように努力する(傀儡とか操り人形といわれるやつです)、あるいは自分の考えに沿うアドバイスであれば適宜吸収して活用する、の3つの対応が生まれると思います。2つ目、3つ目の対応を採用したいと思っても吸収したことを生かす方法が分からなければやはりそれは不可能になります。するとなんと、実質拒絶していることになるわけですね。

自分の意見やポリシーを持つことは当然のこととは思いますがその上で、前に立つ人は全ての意見を聞き入れる度量と、採用したいと思ったアドバイスを生かすことが『出来ること』が求められるのかな、と思います。良い経験になったと信じてまた前を向いて過ごして行くことにします。

夏の終わり

そろそろ涼しくなってきて秋の到来の兆しです。

私の近況を言うと夏は充実していました。以前にいた大学の友人たちと会ったり、編入試験を通して知り合って仲良くなった友人と旅行したり高校の同期と会ったりサークル活動に精を出したりなど。また、今住む場所は近くに海水浴場が充実しているのでたくさん行きました。観光地でもあるため色々観光したりもしました。今まで失われた青春を取り戻すべく真剣に遊んでいます。こんなに気楽に遊んだのはきっと小学生以来です。

さて、今年の編入試験が佳境に入っています。今の時期は辛い現実に目をそむけたくなる時期ですが「不安など一切がっさい全て気にしない」戦略でめげずに一心に勉強することが大事だと思います。学士編入試験は意味の分からないほどの倍率ですが、この後半戦においてはおそらくライバル層は自分と同じくらいの実力の持ち主であることが多いはずです。入試は最大瞬間風速勝負ですからいかに試験当日までに詰め込めるかが勝負です。であれば今こそ能力をフルに使って自分の限界に挑戦するときです。

辛いときは今だけです。

入学して一か月。そろそろ慣れてきました。

同級生や学士の先輩は想像を超えて色々な人がいて刺激を受けます。人生って本当に色々だな、と。

去年までの受験生時代は精神的に極限まで追い詰められていて辛かったですが、それに比べれば今は天国にいるかのような気持ちです。
ギャンブルと言われる医学部学士編入試験ですが、それを潜り抜けているだけあって私を除いて合格されている方々は皆さんやはり優秀です。
学部上がりのぺーぺーなので同じ編入の同級生に教えられることは多いです。やはり意識が高い。

私は今のところサークルでの息抜きを大切にし過ぎている感があり、このまま勉強しない人になってしまわないか危惧しています。
でも覚悟をもって努力してつかんだ二度目の大学生活。楽しまないという選択肢をこの私が取るでしょうか。(反語)
(前の大学では理性で抑えていましたが今度は学生のうちに中国語と確率のお勉強をしたいところです。・・・麻雀ですよ。。)

ただ、解剖学をはじめ医学の勉強は編入試験で勉強したことよりもさらに広い知識を身に付けなければなりません。
これからも勉強につぎ込む時間によって医学生としての実力はかなり決まります。
あほはあほなりに、たくさん時間を使って勉強する必要がありそうです。