現役大学生の受験戦略

久しぶりにこのブログの存在を思い出しました。秋の空気に触れてから意識はやはり内面に向いてくるのでしょうか。

近況報告を致しますと、私は現在医学部4年生に進級しています。この冬にCBTを控えており真面目に勉強のプレッシャーを感じている今日この頃です。
ただ、正直言いますと授業を受けるだけの生活は生温いです。


ところで、学士編入の話題です。私がどのような思考過程で編入試験を受けていたか、記憶を辿って公開します。対象は現在大学1〜3年生向けです。前の大学4年生当時、何を考えていたのかというと、


鄯学士編入に受かればそこへ進学
鄱大学院に受かっても学士編入は継続 
  ただし、期限はM2。新卒で就職するまでに決まらなければ医者にはならない
鄴新卒枠は逃さないように修士で就職
  ただし、製薬企業へ行ける見込みがあれば博士も考慮に入れるか?

レールから外れたくないという思いが強かったです。小心者なので。この気持を後押ししたのが、某地方大学の学士編入試験を受けた際、薬学部出身の方に言われたことでした。

「学部4年の頃、学士編入するから大学院は行かなくていいやと思って院試は受けなかったから、現在はどこにも所属していない。でもここ何年か学士編入に落ち続けて来て弱気になってきた。今年もダメだったら諦めて他の道へ行くかもしれない。逃げ道を作っておくのは大事だよ。もし受験勉強に専念したいなら大学院に入ってから休学するのがいいと思う。」

私は大学院は必ず受けようと改めて思いました。そしてもし医学部受験が自分にとって高過ぎる壁だとわかったときには、諦めて他の道へ進むことができるように準備しようと思いました。仮に諦めきれずに一般入試も狙うとなれば恐らく次の年から在籍する予定の大学院を休学することになり、もしものことを考えれば就職に響くだろうと想像出来たので万が一にもそんな考えはやめておこう。そんな度胸はありません。一度大学3年のときに一般入試に挑戦した結果、大学に通いながら一から積み立てる作業は私には厳しいと分かっていましたし。そして欲張りな私は駒を止めたくない。ならば編入試験で狙うしか現実的な方法はないと判断しました。

結論、医学部挑戦の条件は編入試験で狙いかつタイムリミットは修士課程で卒業して就職するときまで。

挑戦するときに立ち向かう勇気は大事ですが、一方で撤退する勇気も大事です。撤退のタイミングも見据えながら取り組めば撤退する時がくるまでに後悔の無いように踏ん張って頑張ろうと覚悟できます。